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みね子の飼育日誌 <資料館に展示されている日誌から引用させていただきました> |
| 昭和33年 8月 カンボジアから横浜港にゾウが着く。推定年齢3歳、体高1.2m。 (まだゾウ舎建設中のため、上野動物園に預かってもらう) 11月25日 上野動物園より搬入、新築ゾウ舎に収容する。 12月11日 ゾウ一般公開する。(動物園有料になる) 愛称募集(12/10〜12/21) 昭和34年 1月20日 愛称が「みね子」に決まる。 春 上野動物園の指導を得て、ゾウの基本調教を始める。 日立セメント(株)で体重測定をする。350キロ(秤に乗ろうとすると少し動くので驚き、工場内をかけまわる)。 夏 寝室の鉄パイプ柵の間をすり抜けて外にでてしまい、ゾウ舎の裏で草を食べていた。 秋 芸の公開を始める。(あいさつ、おすわり、乱杭渡り、碁盤乗りなど) 昭和36年 4月 40日間水様性の下痢が続いた。 昭和37年 7月23日 右前足が棒のように曲がらなくなり歩けなくなる。診断の結果、栄養失調(ミネラル不足)の疑いが強く、餌の質や内容を変更して治療に1ヶ月を要した。 お腹がガスで膨らむ病気(鼓脹症)を4回おこし、その都度、薬による治療の他に、職員全員で腹部摩擦をして、回復させた。 昭和43年 再び芸の公開を始める。(八木節樽たたき、横断歩道の渡り方など新しい芸を覚える) 昭和50年 芸公開中止する。(ゾウが成長し、危険性を考慮して止む無く中止) 昭和55年 背部膨らんでくる。背中から横腹にかけて不正形丘疹が散在し始める。(茨城県県北家畜保健衛生所に組織、細菌検査を依頼) 昭和58年 右下の歯が抜け代わる。 昭和59年 歯が3本抜ける。(右上、左上、左下) 食欲不振が続き、餌をダンゴ状にして口の中に入れてやる。 昭和60年 長鼻目研究グループの支援を受け、歯の鑑定、細菌、生化学血清等の検査を行なう。 秋頃より動きが悪くなる。(鼻を支えにして休んだり、壁に体をもたれかける) 昭和61年 みね子倒れる。(起立不能) 多くの製薬会社より抗生物質、栄養剤などの支援を受ける。 テレビ、新聞などを見た人たちから、餌や千羽鶴のお見舞いをたくさんいただく。 この日より125日間、職員の泊まり込みの看病が続く。 昭和62年 4月13日 みね子死亡。 数々の思い出をたくさん残してくれました。夏の水かけに担当者もびっしょり。みね子の藁運搬や青草刈り。みね子の訓練など。楽しかったり恐かったりの29年でした。 |
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